RGB-Piで販売されている「JAMMA board for ARCADE」を試してみました。自己責任。
JAMMA board for ARCADEとは
Raspberry Pi(ラズパイ)のGPIOに接続しJAMMAハーネスをそのまま使えるようにしたものです。専用にカスタマイズされた「RGB-Pi OS」を使用することで、JAMMA規格の筐体(15kHz)でそのまま「Retro Pie」を動作させることができます。
レバーや各ボタンはもちろん、電源もGPIO経由となるので別途用意する必要がなく、基本的に通常のJAMMA基板同様に接続するだけで起動します。
動作環境はラズパイ2B、3B、3B+。もともとの「Retro Pie」が4に正式対応していないため、記事アップ時点では4は動作対象外とのこと。
この製品にはGPIO端子、JAMMA端子のほかKICK線用の半田箇所と音量調整、音声出力切替スイッチがあります。
※KICK線用のヘッダピンは自分で半田付けしてます。
JAMMA board for ARCADEの入手先
RGB-Pi
ページ下部にあるショッピングカートからリクエスト送信します。送信後、購入数や発送先に応じた金額や支払先がメールで届くので支持に従ってpaypalで支払います。
購入時は1個50ユーロ(+送料、paypal手数料)でした。
ちなみにJAMMA規格の筐体向けとしてではなく映像音声のみを出力させるSCARTケーブル「SCART cable for CRT TV's」も販売されています。購入時に選択できるのはSCARTケーブルですがRGB21ピン版も作っているようなので欲しい人は問い合わせてみても良いかも。
使ってみた
RGB-Pi Wik
あらかじめJAMMA側の電源調整を済ませておきます。壊れても知りません。
電源OFFの状態でJAMMAハーネスと「JAMMA board for ARCADE」を接続。ラズパイのGPIOに「JAMMA board for ARCADE」を接続しOSを書き込んだmicroSDをラズパイに入れてJAMMA側の電源をON。
これだけで特に難しい設定などせずに15kHzの画面に映し出されました。
初回起動時にボタン設定を求められますが、どうやら1~6ボタンをCAPCOM6ボタン形式の弱P中P強P弱K中K強Kの順番で設定するとややこしくなるようです。この辺は正式な順番と配置がよくわからないので諦めました。どのみちエミュレータ上でもボタン設定はできるので。
デフォルトではポルトガル語?なので「Ajustes」の「Idioma」から英語に切り替えます。
また、「Extras」の「Enable RetroArch Menus」をONにしておかないと各種エミュレータのメニュー画面が出せないのでこちらはONに。
なお、データの扱い方法は基本的に「Retro Pie」と同じです。samba経由でmicroSDにROMデータを転送する方法のほか、ROMデータを書き込んだUSBメモリを挿し込んでの使用もできます。
ROMデータを入れていると各システム、ソフト一覧が表示されるので選択して起動。初期状態だとスタートボタンがHotkeyになっているので、スタート+1ボタンで終了、スタート+3ボタンでメニュー表示になります。Hotkeyはエミュレータ上の設定で変更可能です。
USBやBluetoothのコントローラーも使用できます。
終了時はメニュー画面の「Shutdown」で終了してから電源OFFにします。
使ってみた感想
Good
- 普通のJAMMA基板と同じように繋ぐだけで機能する
- config.txtをいじったり細かい設定せずに簡単に15kHzのモニターに出力できる
- ベースが「Retro Pie」なので扱いやすい(人によっては扱いにくいかも)
- ヒートシンク実装箇所があるから物騒だけど思ったより発熱してなさそう
Bad
アクリル発注してみた
ラズパイだしケース的な物作ろうかなと思って作ってみました。
RGB-PiのJAMMA board for ARCADE用にアクリルケース?作ってみました。
— ぽめ (@pomegd) April 2, 2020
初めてのアクリルカット発注。
こうしておけばよかったかな的な部分もあるけどまぁ満足。https://t.co/3NoAwyFiLn pic.twitter.com/Lim5p7O9jY
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