コナミの人気アクションゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズ。北米で発売を予定されていたドリームキャスト版「Castlevania: Resurrection」ですが、残念ながら発売中止に。しかし今回そのプロトタイプのGD-ROMが発見されたようです。
今回発見されたのはDate.11/5/99の日付の入った開発者向けのGD-ROM。1999年のE3直前に作成されたものだそうです。入手経路等は明かされていませんが、そのディスクで動作させている動画がYouTubeにアップされています。
動画の内容を見るに、開発中らしくデバッグモードが付いていたり、当たり判定などもまだちゃんと備わっているようには見えません。遊べるレベルには至っていないですね。
もともとは北米でのドリキャスローンチに向けて開発されていたタイトルだったそうですが、アートディレクターを務めたGreg Orduyan氏によると日米での意見の不一致やPS2の登場の影響により発売中止となったそうです。
Castlevania Dungeon: Castlevania Resurrection - Interview with Greg Orduyan
また、当時の開発に携わったアーティストJason Lee Elliott氏によると、「チームは多くの問題を抱えていた。チームのほとんどはスポーツゲームに取り組んだことがあるだけなので、3Dアクションプラットフォーマーの作り方がわかりませんでした」とのこと。
CastleVania: Resurrection – Jason Lee Elliott
こういう未発売のものは本来世に出てはいけないものかもしれないけど、時が経てば経つほど歴史を埋めるピースとして重要な存在にもなってくるんだろうなぁ、なんてことをしみじみ。
↓はE3で公開されたトレーラー映像。