ドリキャスで使われているGD-ROMドライブ、そしてセガサターンで使われているCD-ROMドライブ。これらを簡単に取り替えて吸い出したイメージファイルから起動できる換装パーツが登場しました。
光学ドライブの換装パーツといえばドリキャスではGDEMU、USB-GDROM、IDEアダプタ、セガサターンではRhea、Phoebeいったものが知られておりますが、それの最終形態的なものが登場しました。
その名も「MODE」。「Multi Optical Disc Emulator」の頭文字だそうです。
Terraonion MODE - Dreamcast & Saturn ODE
この「MODE」と元々取り付けてある光学ドライブを交換することで、吸い出したイメージファイルからゲームを起動できるようになります。
気になるお値段ですが本体価格182ユーロ+送料18ユーロ=合計200ユーロ。
メリットとしては読み込み速度向上、読み込み音の無音化、ディスクの入れ替え不要、光学ドライブの劣化・故障からの解放といったものが挙げられるかと思います。
しかも、これ1台でドリキャスとサターンどちらでも使用可能なうえ、切り替え等の面倒な設定も不要とのこと。取り付けも半田付けなど必要なく、簡単に換装することができます。
サターンはCD-ROMドライブ20ピン、21ピンに両対応。ドリキャスはすべてに対応と書いてあるけどVA2(MIL-CD非対応マザー)にも対応しているかはわからず…。
対応メディアはUSBストレージ、SATA2.5 SSD/HDD、microSD。
対応イメージはCDI、GDI、CCD、MDF、bin / iso + cue。
ゲーム選択画面は至ってシンプル。一覧からゲームを選択するだけ。使用デバイスの切り替えも可能なようですが、SATAとUSBは同時使用ができないようで、どちらかとmicroSDを切り替える感じらしいです。
また、ゲームのデータベースもあるようです。タイトルのみの一覧よりジャケ写が並んでた方が見た目は楽しいですね。どこの情報から拾ってるのかわかりませんが。
当然ですが「MODE」を使用するためには事前にディスクのイメージ化が必須です。サターンはCD-ROMなのでパソコンでそのままイメージ化すれば良いですが、ドリキャスはGD-ROMなのでGD-ROMドライブが必須です。結局吸い出すためにGD-ROMドライブを酷使することになるのがちょっと不安になるかもですね。
自分はGDEMUを使用しているので正直それで事足りてるのでそんなに必要はないかなぁと。でもポチッちゃったので届いたらまた記事にでもしようかなと。
あと、1台でドリキャスとサターンに対応しているとのことですが、一度取り付けたらそれぞれに入れ替えて使用する機会なんてほぼほぼないと思うんですよね…。