ビジュアルメモリの改造でやっぱり小型ゲーム機化させるのが一つの目標というかなんというか。操作性はともかく。当然ですが自己責任。
Circuit Gemとは
ビジュアルメモリ内にRaspberry Pi Zero Wとともに格納し小型ゲーム機化させるキットです。ビジュアルメモリといってもガワを活用する形で中身はごっそり入れ替えます。
一応自分もかつて独自に頑張って作ってみたことはあるんですが、電池の収納まではできず常時microUSBにて電源供給を必要としていました。ところがこのCircuit Gemではその問題も解決し、単体で動作するビジュアルメモリ型の小型ゲーム機として遊ぶことができます。
ボタンの割当としては十字キー、A、B、START、SELECT(※START、SELECTはそれぞれX、Yに切り替え可能)に加えて、Circuit Gem側にはL、R用の接続箇所も用意されています。
Circuit Gemの入手先
常時販売されているわけではなく、不定期にプレオーダー受け付けているようです。メーリングリスト登録したりインスタチェックしておけばそのうち告知があるかもしれません。ないかもしれません。
基板、LCDディスプレイ、スピーカー、コネクタ付きリード線が届きます。
用意するもの
- Circuit Gemキット一式
- Circuit Gem Software
- Raspberry Pi Zero W(またはRaspberry Pi Zero WH)
- Win32 Disk Imager(Windowsの場合。Macは知らない)
- microSDカード 32GB(64GB以上だと自分の環境では不具合が出ました)
Samsung microSDカード32GB EVOPlus Class10 UHS-I対応 Nintendo Switch 動作確認済 正規代理店保証品 MB-MC32GA/ECO
- 発売日: 2017/04/17
- メディア: Personal Computers
ちなみにRaspberry Pi Zero Wは単体での販売があまりされていないようで、WHの方が入手しやすいようです。WHの場合でもGPIOのピンヘッダを半田吸い取り器使って外せばWになります。
組み立て
How to set up the Circuit Gem · kiteretro/Circuit-Gem Wiki · GitHub
基本的にgithubに書いてある通りに組み立てていけば問題ありません。英語だけど写真付きなのでわかるかと。
なお、当然ですが単体で動作させるためには電池が必要です。今回は千石電商で販売されている電池を使いました。
DTP443442(PHR) 640mAh リチウムイオンポリマー電池 3.7V 640mAh
ただ大きさ的に結構シビアなのでラズパイのmicroUSBとminiHDMIを別途取り除く必要があります。
microSDにイメージを書き込み動作確認
Circuit Gem SoftwareからイメージデータをダウンロードしてWin32 Disk Imagerを使って書き込みます。この辺は普通のラズパイ用の書き込みと同じなので割愛。
書き込んだmicroSDをセットして動作チェック。通電、起動、充電、電池での動作、各種ボタンの動作確認して問題なければ一旦準備は完了。なお、自分の環境では64GB以上のmicroSDを使ったところ初回起動は問題なかったものの再起動後にフリーズしました。
ケース加工
肝となるビジュアルメモリのケース加工。赤で囲った部分を削っていきます。写真入れるの忘れましたが、キャップの中央部分も削る必要あります。
厚みのある電池を使用する際は↓の赤で囲った部分を極力平らになるように削っておく必要があります。
が、ニッパー、カッター、ヤスリでなんとかやろうと思ってましたが、普通のヤスリでは厳しかったので電動ミニルーター購入。
割とお手軽なお値段、microUSBの充電タイプ、いろんなタイプのビット付き、ということで購入してみました。充電中に使用できないのが惜しい。
あとはひたすら削るだけ。中身が見えないタイプであれば多少汚くても問題なし。
完成
ここまでくればもうおしまい。電池の扱いには十分に気をつけて組み立てます。
中身はRetroPieなので適宜設定やら何やらしてご活用ください。
でけた pic.twitter.com/mSH68Z2ASA
— ぽめ (@pomegd) January 12, 2020
クリアの方がカッコいいっちゃかっこいい pic.twitter.com/HQeGf6v2mX
— ぽめ (@pomegd) January 12, 2020