20年の時を経てドリキャス版「ソニックアドベンチャー」のDLC「門松」が発掘される

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1998年12月23日に発売されたドリームキャスト版「ソニックアドベンチャー」。当時配信されていたダウンロードコンテンツ（DLC）は有志の手によってアーカイブ化されていましたが、唯一見つけられなかったDLCがおよそ20年の時を経て発見されました。まさか発売から20年以上経つゲームで、こういう形で日本のお正月が海外で注目を集めることになるとは。

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出版社/メーカー: 山一商店
メディア: ホーム&キッチン
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ソニックアドベンチャーのDLCはゲーム中のステージに特殊なオブジェクトの配置やBGMが流れるというもので、クリスマスや正月、ハロウィンというようなシーズンものだけでなく、ローンチ記念やキャンペーン用のものなど様々なものが配信されてきました。

これらは海外のソニックファンを中心に情報の集約やアーカイブ化がされてきましたが一つだけ見つけることができず、その部分だけ長年ポッカリと穴の空いた状態が続いていました。それが1998年12月26日～1999年1月7日まで配信されたお正月向けのDLC「SONICADV_001」、通称「門松（Kadomatsu）」でした。

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このDLCはゲームの中心となる舞台「ステーションスクエア」の各所に門松が配置され、近づくことでお正月らしいBGMが流れたりソニックチームからのメッセージが表示されるというもの。

※流れる曲で「一月一日」と「お正月」はわかったんですが1曲だけ不明なので、もし曲名わかる方がいたらお知らせください。

SONIC ADVENTURE DLC "Kadomatsu" ソニックアドベンチャー DLC 門松 Dreamcast

期間限定で配信されていたとはいえ、実際にダウンロードした人はそこそこいたと思います。もしかしたら現在も手持ちのビジュアルメモリにデータが残ってる人もいるかもしれません。しかし、記憶の彼方にあったり、容量の大きさから削除したり、ビジュアルメモリの紛失、そしてそもそもこのデータを探し求めている人たちがいることが知られていなかったりして、今の今までこのデータが補完されることはありませんでした。そんなこともあって「20年の時を経て発掘」なんて見出し付けちゃいましたが許してくださいｗ

発掘したMoopthehedgehog氏によると、日本から購入した中古のメモリーカード4Xの中にデータが入っていたとのこと。
実は日付的にはちょっと後ろにずれるのですが、わたしもフォロワーさんから門松のデータを見つけたと知らせを受けて、データを譲ってもらっていました（上記Moopthehedgehog氏の書き込み把握できておらずお手数おかけしてしまいました…）。

ちなみに1998年12月26日から配信されたこのDLCですが、ゲーム進行に影響を及ぼすバグが発覚し同29日から修正版の配信が行われていました。今回発掘されたのはこのバグを修正した方のデータでした。ということで、もしバグあり無修正版のデータをお持ちの方がいたらTwitterにお知らせください。

海外では未だにPC版ソニックアドベンチャーのMODが行われており、テクスチャをドリキャス版のものに差し替えたり、ドリキャス版のDLCをPC版に移植したり、データ解析も進められてきました。今回の門松のデータも早速解析されているようで、修正版では消されてしまった「カジノポリス」入口に門松を配置したり、ホテルのキャラクターにメッセージが用意されていた可能性も判明したり、このデータの発掘に驚き喜ぶ人たちがいたり、長年アクセスできなかったコンテンツでちょっとした盛り上がりを見せているようです。
表示されるメッセージの英訳もされているようですが、五七五の俳句を英訳してもあまり意味はない気がします…笑

I'll be putting these two here so that you get the extra messages not included in the fixed version of the original DLC pic.twitter.com/58UtqNDlFQ
— PkR (@pkr_sadx) November 30, 2019